中小企業診断士試験2次試験の筆記試験に合格したら、最後は口述試験ですね。
まず、言えるのは、準備さえしておけば、不合格になることは、ほぼありません。
毎年、口述試験の不合格者は数名です。
他の方のブログで見たところ、不合格者は、欠席や試験中何も答えなかったという特殊な場合のようです。
私も試験当日、試験官の求めていた答えが出ていなかったらしく、「他にはありませんか?」とつっこまれましたが(泣)、最後まで出なかったようで、次の問題に進んでしまうというのをやらかしました。が、無事合格できました。
口述試験後には、「不合格者は数名に入ってないかなー」とか「今年は試験が易しかったから口述試験で落とす人が増えるのではないか」とか、試験後に不安になりました。
こんな余計な心配を抱えないように、口述試験対策もしっかり行いましょう。
口述試験対策として、やるべきことを紹介します。
1.無料の模擬面接に申し込む
とにもかくにも最初にやるべきは、受験支援団体の実施してくれる無料の模擬面接に申し込むことです。
なぜならば、予約が埋まってしまうからです。
■無料で模擬面接を行ってくれる受験支援団体
・タキプロ
・ふぞろいな合格答案
ただ、上記の模擬面接は、タイミング的に早いんですよね。。
何も準備しない(もしくは準備が少ない状態)で受けることになったので、私は、LECの模擬面接も受けました。
ただ、マストではないです。心の安定のためでした。特に私の場合、コロナ禍により受験支援団体が行ってくれた模擬面接は、zoom形式だったので、実地形式で受けたかったという事情もありました。
■有料で模擬面接を行ってくれる受験支援団体
・LEC 3000円
2.想定問答集入手
各予備校の想定問答集を配布しています。(多くは無料です)
無料のものだけでも十分です。これらを入手しましょう。
・資格の大原
・TAC
・ふぞろいな合格答案
※URLは、各受験予備校のトップページです。
3.与件文読み込み
2次試験(筆記試験)を終えてから、だいぶ時間がたっているため、おそらく与件文の詳細は忘れていると思います。
なので、まずは与件文を読み込み、内容を思い出します。
その上で、与件文の情報を整理した「与件文の整理分析シート」と「口述キーワード集」を作成します。
事例Ⅳも対象なので、お忘れなく。
3-1.与件文の整理分析シート
事例企業のSWOT、4P、問題点、対応策、課題、今後の方向性を整理します。
最終的には、これらをソラで言えるようになるといいと思います。
3-2.口述キーワード集
事例Ⅰ~事例Ⅳの与件文の中で出てきたキーワードを一覧化し、自分で想定問答を作成します。
想定問答を作る際には、キーワードの定義、メリット、デメリット、留意点など整理します。
4.想定問答集を読み込み&口頭で言ってみる
「2」で入手した想定問答集や「3-2」で作成した想定問答を読み込み、口頭で答えてみます。
自分の口で言ってみるのが大事です。
想定問答集を読み込んでいるだけでは、話せません。私は、最初あまりにも言葉が出てこないことに衝撃を受けました。(そして不安を覚えました)
ぼそぼそとでも、口に出すことが重要です。
以上ができれば、試験の際に何も答えられなくなる、ということはないと思います。
まとめ
筆記試験に合格し、気が緩む気持ちも、とてもよくわかります。
ただ、あと一歩です。もうひと踏ん張りして合格を勝ち取りましょう。
<口述試験対策>
1.無料の模擬面接に申し込む
2.想定問答集入手
3.与件文読み込み
4.想定問答集を読み込み&口頭で言ってみる
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