8月22日に受けたPMP(Project Management Professional)というプロジェクト管理の国際資格に一発合格しました☆
受験料が555ドル(約6万円)だから、ミスは許されない!ので、ひと安心^^
今回は受験に至るまでの経緯や学習方法をご紹介します。
勉強前の状態
- PMBOKを読んだことはありませんでした。「PMBOKはプロマネを体系的に整理した文書だ」というくらいの理解でした^^;
- プロジェクト経験:働き始めてからずっとプロジェクト型の業務(定型業務でない業務)に携わっていたため、プロジェクトの流れやスコープ管理・コスト管理・工程管理がどんなものかについては理解していました。
PMP取得までの道のり
受験資格として、プロジェクトマネジメントに関する35時間の学習実績と、(大卒の場合)3年間のプロジェクトマネジメント経験があることが必要です。
そのため、PMPの受験を決意してから取得するまでは、大体以下のような流れになると思います。
- PMI会員登録
- 35時間以上のPM研修の受講
- 受験申請書の作成・提出
- 勉強!
- 受験
1.PMI会員登録
PMP取得のために、PMI会員になることが必須条件ではありません。
ただ、PMI会員になることで、PMBOK(PDF版)を無料でダウンロードできるのと受験料が少し安くなる(2度受験した場合に違う)ので、1年間だけPMIの会員になりました。
一般で受験した場合 | 会員になった場合 | |
会員登録費用 | $0 | $129 |
1回目の受験費用 | $555 | $405 |
2回目の受験費用 | $375 | $275 |
1回で合格した場合 | $555 | $534 |
2回で合格した場合 | $930 | $809 |
なお、日本支部の会員になっていません。(追加で$50くらいです)
PMI会員登録の手順は、こちらの記事を参考にどうぞ。
2.35時間以上のPM研修の受講
まず、私は35時間の受験資格を得るためとPMBOKとPMP試験の全体像を把握するために、Eラーニングを受講しました。
Eラーニングはいくつか提供しているところがあるのですが、E-PROJECTというところを選択しました。
選択の理由については、次の記事を参考にどうぞ。
E-PROJECTでは、PMBOKとオリジナルのレジュメを使って、PMBOKに沿って解説をしてくれます。PMBOKを見たことがある方はわかると思いますが、なかなか1人で読み進めていくのがつらい図書ですが、授業という形で強制的に進めてくれるのはありがたかったです。
3.受験申請書の作成・提出
受験申請はPMIのWebサイトから行います。プロジェクトマネジャーとしての3年間の実務経験と学習実績を記入します。言語は英語のみなので、全て英文で記入します(どんなことを記入するかは「PMP受験Eligible Letter申請」を見るとわかります)。
実務経験欄以外は、住所などの情報を埋めていくだけなので特に難しくないです。
私の場合は、会社でレビューをしてくれる制度があったので、自分で作ったものをレビュー見てもらいました。これからPMP受験を考えている方は、身近にPMP取得者がいれば、レビューしてもらうとよいです。
申請後1週間ほどで、 PMIから「申請は受け付けたので次のステップに行ってください(受験料支払ってください)」という旨のメールが来ます。
監査対象になると、監査に対応する必要があるそうですが、対象にはなりませんでした。(やましいことはないけど、よかったです)
4.勉強!
その後、忙しくなり、放置してしまったのですが、2017年8月でPMIの会員資格がなくなってしまい、受験料が安いうちに受講できるよう勉強再開。
(PMP合格、というプロジェクトを遂行できていない(笑))
「合格ターゲット PMP試験問題集」を2回、「PMP試験合格虎の巻」を3回解きました。
ただ「合格ターゲット PMP試験問題集」は必要ではないかもしれません。
私の場合はEラーニング受けた後、半年くらい何も勉強しなくてほぼ忘れてしまったから、基礎問題集としてやった感じです。
また、頭の整理のために、5個の基本的なプロセス群と10個の知識エリアでマトリクスを作成し、重要キーワードを手書きしていました。
PMBOKは、参考書の位置づけで必要な時に見直していました。
■合格ターゲット PMP試験問題集
■PMP試験合格虎の巻
5.受験
試験会場は、お茶の水の会場でした。
試験は午後からだったので、午前中は、近くのカフェで虎の巻の解きなおしをしながら、知識の定着に時間を使いました。
当日は30分前くらいに受付に行きました。
試験はオンラインテストとして行われます。
4時間で200問の4者択一問題に解答します。結果は、試験終了時にその場ですぐわかります。200問のうち、採点対象にならないダミー問題(将来のPMP試験の評価のための参考問題)が25問あり、それを除いた175問中106問(約6割)正解すると合格です。
難易度は、「PMP合格虎の巻」の問題より難しかったです。英語を直訳するので、問題文の日本語に違和感があることが他の方の合格体験記にありましたが、私の場合は英語の問題を見に行く必要まではなかったです。
その場ですぐ採点が始まり、合否が表示されました。
会場を出ると試験結果が渡されるので、それをもらって試験終了です。
最後に
仕事に限らず、車買うのも結婚式も試験勉強も広義のプロジェクトで、プロジェクトマネジメントの考え方が使えます。(今回のPMPの試験では忙しさにかまけて、使えていませんでしたが・・・)
仕事でプロジェクトなんかやらないよ、という方でも、プロジェクトマネジメントの知識は持っていて損はありません。興味ある方はPMBOKを見てもいいかもしれないです。
(PMPを受験しないのであれば、PMBOK自体は読み解くのが大変なので、解説本の方がいいです)
コメント